車で出かけるシーズンスポーツ!トラブル未然防止と安全対策

車で出かけるシーズンスポーツ!トラブル未然防止と安全対策

CATEGORY: マメ知識

夏は海水浴、冬はスキーなど、シーズンスポーツを楽しむ際にマイカーを利用する人も多いと思います。特に、サーフボードやスキー用品一式を自分で持参する場合にマイカーは大活躍ですね。

自然豊かな海水浴やスキーのスポットへ行く場合、都会の道路を走るのとは勝手が違うことが往々にしてあります。事前にトラブルを想定し、しっかりと安全対策をしておきましょう!

マイカーでスキー場に行く際に覚えておきたい安全対策

シーズンスポーツでマイカーを利用する際、最もトラブルが懸念されるのはウィンタースポーツの時期、つまり真冬の雪道です。

スキー場に車で行くということは雪道を走ることになります。冬に降雪が多い地方に住んでいる人なら雪道対策はしっかり身についていると思いますが、雪道に慣れていないドライバーにとっては、例えば次のようなことが気になりますよね。

  • スキー場は遠い場合が多く、必然的に長距離運転となる
  • 降雪によって駐車中にマイカーに雪が積もる
  • 雪による悪路やアイスバーンの路面を走ることになる
  • 気温は低く、単純に外はすごく寒い

スキー場に行く際は雪道を走ることを前提に考え、スタッドレスタイヤにしておくことは基本です。これはたとえ四駆の車でも同様です。また、多くのスキー場は山間部にあり、山の天気は変わりやすいもの。そのため、天気予報は晴れでも雪が降っている状態や、雪道の走行を想定することが安全対策の第一歩です。

そこでここからは、スキー場に行く際など、雪道を走るときに気を付けたい運転の具体例をご紹介します。

雪道はハンドル操作に注意!

積雪が多く、道に深い車輪の跡が付いてしまっている時は、ハンドル操作が他の車のタイヤの跡にもっていかれ、ちょっと運転が難しくなることもあります。焦らずスピードを落としてゆっくり進みましょう。

また、雪道で難しいのは駐車する際などに必要なバック運転です。バック運転はただでさえ苦手・・・という女性の方は結構多いようですが、さらに雪道ではハンドルを切る際にスリップしやすくなります。
バックをするときにハンドルを切ってスリップしてしまった場合は、一度前進してやり直したほうが良いでしょう。同乗者がいる場合は車を押してもらうという方法もあります。

雪が降っているときは交差点が危険!

雪が降っている状態の外気は0℃以下の場合が多いもの。0℃以下だと水が凍ってしまうため、地面が凍っている箇所もあるかもしれないと考えるべきです。

特に、交差点は絶えず車が停車、発信を繰り返すポイントのため、エンジンの熱で地面の水分が凍ったり溶けたりを繰り返し、その結果、氷がツルツルに磨かれたような状態になっていることも多いのです。これがいわゆるアイスバーン状態です。

アイスバーン状態の路面は極めて滑りやすく、交差点はそういう状態になっている可能性が高いため、交差点への侵入はいつも以上に慎重に低速で行いましょう!とくにハンドルを切りながらブレーキを踏むのは厳禁です!十分にスピードを落としてから曲がりましょう。

車内用防寒具を用意しておこう

いろいろと事前に安全対策はしたものの、予想以上の大雪に見舞われて雪道に完全にタイヤがはまってしまい、自力での脱出が不可能…。あまり想像したくはないですが、もし実際にそのような事態に見舞われた時は、JAFや加入している保険会社に連絡するなど、第三者に助けを求めることになります。

その際、例えばJAFに連絡をしても、到着までに1~3時間程度はかかると考えましょう。その間ずっとエンジンをかけっぱなしというわけにもいきません。エンジンを切って待つ場合、車内はだんだんと冷えていき、外気に近い温度まで冷えます。

そんな場合も想定し、毛布やブランケットを人数分用意しておくことをオススメします。寝袋があればさらに心強いです。雪道の長時間ドライブでは、毛布はひざ掛けとしても使用でき、エアコン使用を少し抑えることで節約にも貢献します。

それ以外でも冬の道路、特に山道を長距離走行するときは、以下のアイテムを車に積んでおくと便利です。

  • 雪落とし用のブラシ
  • タイヤ用チェーン
  • 解氷スプレー

タイヤ用チェーンは自分で取り付けられるように、取り付けの練習を事前にしておきましょう。また、チェーンの装着が難しいと感じる女性には、樹脂タイプのタイヤ用チェーンがオススメ。比較的に簡単に装着ができ、軽量かつコンパクトで扱いやすいチェーンです。

解氷スプレーは氷を解かすだけではなく、野外に長時間駐車するときにドアや鍵穴に吹きかけておくと凍結防止になります。

夏の海水浴やキャンプに車で行く際の安全対策

車で出かけるシーズンスポーツ!トラブル未然防止と安全対策

冬のシーズンスポーツはスキー場が定番なら、夏のシーズンスポーツの定番は海水浴ですね!さらにキャンプは夏のアウトドアの定番です。海水浴もキャンプも真夏の炎天下で、ある程度長時間のドライブをすることになります。その際の安全対策を考えてみましょう。

自動車のボディは鉄鋼やアルミです。これらは熱を保持しやすい性質があります。つまり車は真夏の炎天下でエンジンを切って駐車しておくと、とんでもなく熱くなります。ボディは素手で触れないくらいの暑さになることも珍しくありませんのでやけどに注意が必要です!

日本は真夏だと温度が30度以上になることも珍しくはありませんね。JAFが行った実験によると、35度の炎天下で車を停車させておくと15分で車内は40度以上となり、熱中症の危険領域に突入したそうです。
(参考:http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2013_15.htm

よって、真夏にエンジンを切った車内にいるのは大人でも子供でも絶対に避けるべきなのです。

真夏の車内に置いておくと危険なもの

真夏に車で海やプールに行く場合、炎天下に長時間駐車することになります。その際、車内に置いておくととても危険で、注意したいものがいくつか存在します。

危険度が高いのはガスライターです。特に直射日光が当たる位置にあると高温で破裂し、発火の恐れもあります。直射日光が当たらなくても車内が高温になると100%安全とは言えません。真夏の車内にガスライターを置くのは避けるべきですね。

同じく乾電池も高温の車内では液漏れの危険性があり、最悪の場合、発火の可能性もあります。

炭酸飲料やビールの缶は未開封状態の場合、高温で内圧が高まると破裂の恐れがあります。これらは発火の心配はないため危険度はガスライターや乾電池より下がりますが、やはり注意したいですね。

停車していると真夏の車内は野外以上の高温になります。そのため高温で破裂の危険があるものは車内に置かないように注意しましょう。

車内温度を上げる一番の要因はフロントガラス!

真夏の炎天下で最も温度が上がりやすいのはダッシュボード付近です。つまりフロントガラスに当たった直射日光がもっとも車内を高温にする元凶といえます。そのため車用のサンシェードなどをつかってフロントガラスの日除けをすると、車内の温度の急上昇は防ぐことができます。

自動車用のサンシェードでなくても、アルミ製のピクニックシートなど、断熱性の高い素材のシートがあれば代用できます。

冬はスキー場、夏なら海水浴やキャンプと、アウトドアやシーズンスポーツを楽しむ際にマイカーは大活躍します。しかし、寒暖が極端な季節に長距離運転をする場合、通常時よりもトラブルに見舞われる可能性が高くなります。車で出かけるシーズンスポーツをより一層楽しむためにも事前の安全対策をしっかりと心がけてください。

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